ちぇるしーめるしー★遠い遠い王国の物語仲の良いプリンセスと騎士の娘がいました貴族の娘は女の子でしたが代々騎士の家系で男の子として育てられました2人は本当に仲良しでいつも一緒に遊んでいましたプリンセスが悲しい時はいつも側に騎士の娘がいてそっと慰めました「一緒にこの国を守ってね」プリンセスはそう言って花冠を騎士の娘にプレゼントしましたプリンセスと騎士の娘の大切な約束でしたとにかくプリンセスは騎士の娘のことが大好きでしたしかし、時はたち王国は貧しくなっていき争いが起きてしまいました小さなプリンセスはやがて国を担う女王へと成長しました女王の両親の王様達は民衆の怒りにふれ処刑されてしまったのです荒んだ国政で王女の純粋な心は黒い感情に押しつぶされてしまいました民衆の苦しみをよそに寂しさからか王女は贅沢三昧「パンがないならピザを食べたらいいじゃない?」民衆の不満はつのるばかり一方騎士の娘は立派に成長し今や王国1番の剣の使い手となりました騎士の娘は幾度となく王女に民衆の気持ちを理解するように伝えましたが王女は頑なに贅沢をやめませんでしたそしてある日怒りに燃えた民衆は女王を処刑するべくお城へと進入しました騎士は女王を精一杯守りぬきました自分のために精一杯戦う騎士を見て女王の荒んだ心は騎士との楽しかった幼少時代を思い出し純粋な心を取り戻しました「これからは、あなたがこの王国を守ってね」女王はそう言い騎士に王冠を授けました民衆の怒りはおさまりません女王はあるお願い事を騎士に託しました騎士はそのお願い事を聞いて初めは断固拒否しましたが女王の決心は頑く変えることはできませんでした民衆はお城に火を放ちました民衆が見守る中王女は騎士に剣を振りかざしましたやっぱりあの女王は最低だ!と民衆はますます女王を憎みました騎士は女王の剣をかわすと起き上がり今度は女王の首に剣をあてました 騎士は民衆の見守る中女王を処刑してしまいましたこれが女王と騎士の約束でした女王は自分が処刑されなければ民衆の怒りは続きをみる
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